2018年7月19日、愛知県西尾市の激安スーパー「生鮮市場ビッグママ」の運営会社、サンルートが名古屋地裁岡崎支部に自己破産を申請した。20日に朝日新聞、読売新聞(いずれもウェブ版)が伝えている。

ビッグママの創業は1995年。「潰れたつもりで損をします」「しばらく利益もさいなら、お馬鹿値市」などといった派手なチラシで知られる、食品の激安店だった。

「いや、ほんとにつぶれちゃだめじゃん」


「生鮮市場ビッグママ」公式ウェブサイトより

ビッグママの公式ウェブサイトには、7月23日現在、社長名で次のような「閉店の通知」が掲載されている。

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます
さて 当店生鮮市場ビッグママは平成7年の創業以来皆様のご厚情をいただいて今般まで営業を続けて参りましたが
諸般の事情により平成30年7月19日をもちまして閉店をいたすことになりました
皆様の長年にわたるご愛顧に心から感謝申し上げますとともに 皆様の今後ますますのご健勝をお祈り申し上げます
まずは略儀ながら書面にて閉店のご挨拶を申し上げます
敬 具

「新鮮で良い商品をできる限り安く!」をモットーに、「うどん1袋9円」「250円均一弁当」など激安価格でのセールで客をつかんでいたが、競争の激化のため、近年は売り上げが低迷し、採算が悪化していた。

7月16日に更新された最後のチラシにも「オギャーと生まれて11才2ヶ月 今回も潰れたつもりで損をします!!」と書かれていた。

ツイッターにはこんな声が寄せられている。

「採算取れているのか?って感じだったから、、仕方ないかも、、自己破産は悔やまれる」「いや、ほんとにつぶれちゃだめじゃん」「激安やったもんな」など、突然の閉店を惜しむ人が多い。