エンゼルスのギャレット・リチャーズ【写真:AP】

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保存療法と手術の可能性を模索と球団発表

 エンゼルスは11日(日本時間12日)、エース右腕のギャレット・リチャーズ投手がロサンゼルスでMRI(磁気共鳴画像法)検査を受けた結果、右肘内側側副靱帯の損傷が見つかったと発表した。この日、10日間の故障者リスト入りした30歳右腕は保存療法と修復手術による治療の可能性を探り、適切な処置を選択する予定だという。いずれの処置を選択した場合でも、長期離脱は避けられない事態となった。

 リチャーズは10日(同11日)の本拠地マリナーズ戦に先発したが、3回途中に前腕に張りを訴え、緊急降板していた。2016年にも右肘内側側副靱帯の損傷と診断され、この時は幹細胞注射などの保存療法を選択。昨季は6試合の先発にとどまったが、今季は開幕から好調で、ここまで16試合に投げ5勝4敗、防御率3.66の成績だった。

 エンゼルスではすでに10人の投手が故障者リスト入り。開幕ローテーションからはすでにマット・シューメーカー、タイラー・スカッグス、JC・ラミレスの3投手が負傷離脱しており、右肘内側側副靱帯を損傷した大谷翔平投手も打者として復帰したが、投手としては戦列を離れた状態だ。リチャーズも長期離脱は避けられず、エンゼルスの開幕ローテはほぼ壊滅状態となってしまった。(Full-Count編集部)