唐突ですが、たまごかけごはんってときどき無性に食べたくなりません? ご飯に生タマゴをかけるだけのシンプルな料理なのに、ぜんぜん飽きがこない。僕の場合、時間がないときや、買い物に行くのが面倒くさいときなんかには、とくにたまごかけごはん率が高くなります。

 そんなたまごかけごはんのシンポジウムが、10月28日(金)〜30日(日)まで、島根県雲南市吉田町で開かれるんです。知ってました? 

 名付けて「第1回日本たまごかけごはんシンポジウム」。でも、いったい何をするんでしょう? さっそくシンポジウムを主催する、日本たまごかけごはんシンポジウム実行委員会事務局の堀江さんにお話を伺いました。

 「日本全国、年齢性別問わず、日本人に愛されている日本食の定番が『たまごかけごはん』です。そのたまごかけごはんの素材である米・卵・醤油は日本食の原点でもあり、そういった日本食の原点を見直すとともに、米食普及、鶏卵普及を図るのが、シンポジウムの目的です。たまごかけごはんへの思い出や、どんな食べ方、こだわりの食べ方があるのか、どんなトッピングがあるのかなどを、シンポジウムを通して日本中に広めていきたいですね」

 期間中は、コンサートやディスカッションのほか、たまごかけごはん宣言の発表、たまごかけごはんの日の発表・制定などが予定されている。さらに、薪で炊かれたごはん・新鮮なたまご・各種トッピングを用意した「たまごかけごはん吟味会」なども開催されるとか。

 でも、ここで素朴な疑問。なんで、吉田町でやるんだろう?

 「吉田町にある(株)吉田ふるさと村という会社で、平成14年5月にたまごかけごはん専用の醤油『おたまはん』を発売しました。発売するやいなや、全国各地から反響をいただき、日本中にたまごかけごはんのファンの方が多くいることに気づかされました。島根県雲南市はお米の産地でもあり、養鶏業者も多いこともあって、たまごかけごはんのブランド化も見据え、全国に発信していきたいと思ったんですよ」

 シンポジウム当日には、吉田町に全国から愛好家が集まり、究極のたまごかけごはんについて、熱い議論が交わされるはずだ。ちなみに、僕は少し冷えたごはんに直接タマゴを落とし、トッピングに軽く鰹節をふりかけます。そして、ポン酢ではなく、醤油派。あなたは、どんなたまごかけごはんが好きですか?(文/verb)