本拠地デビュー戦で3安打を放った大谷翔平【写真:Getty Images】

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本拠地デビュー戦で大暴れの大谷翔平、初打席初本塁打&3安打

 3日(日本時間4日)の本拠地デビュー戦でメジャー初本塁打を含む3安打を放ったエンゼルス大谷翔平エンゼルスタジアムで行われたインディアンス戦で「8番・DH」でスタメン出場し、初打席で1号3ランを放つと第2打席と第4打席でも快音を響かせ、13-2の圧勝に貢献した。大敗したインディアンスのテリー・フランコーナ監督は大爆発の大谷に憮然とした表情を浮かべた。

 試合後のインディアンスの監督室。腕を組んだフランコーナ監督は苦々しい表情を浮かべた。

「本当にタフな出だしだった。まったくもってらしからぬ試合だ。カウントも悪くした。失投が多く、プレート内にボールが集まりすぎた。2回に変化球を多くした。立ち直ったかに見えたんだが……」

 12連勝中だったお得意様のエンゼルスにまさかの大敗。指揮官は3回8失点と炎上した先発右腕ジョシュ・トムリンの乱調に苦虫をかみ潰したような顔だった。

 2007年シーズンにレッドソックスをワールドシリーズ優勝に導いた名将は、4打数3安打3打点と爆発した大谷について問われると、さらに苦々しい表情を浮かべた。

「オオタニ? 私はスプリングトレーニングで彼を見ていない。(相手は)チーム全員が良かった」

 試合前には「彼を見た人間はメジャーリーグで投げられると考えたはずだ。だからこそ、どのチームも獲得を目指したんだよ」と話し、「投手・大谷」の実力を認めるコメントを発していたが、試合後はエンゼルスの大勝劇の主役となった二刀流右腕に憮然とした表情を浮かべていた。(Full-Count編集部)