大谷は「奮闘中」アクーニャは「マイナー」…有望株の現状をMLB公式が特集
約8割がすでに「マイナー行き」の通告
29日(日本時間30日)の開幕戦まで10日を切ったメジャーでは、各チームともに開幕ロースター25人の選定を進めている。すでにマイナーリーグもキャンプインしているが、メジャー40人枠入りしている、あるいはメジャーキャンプに招待選手として参加している若手有望株たちの中には、現時点でも開幕メジャーを目指して奮闘している選手も多い。そこでMLB公式サイトでは「トッププロスペクト上位100」に入る選手の現状を特集。1位にランク付けされたエンゼルス大谷翔平投手は「ロースター枠争い奮闘中」とリポートされている。
特集では、トッププロスペクト(若手有望株)100人の現状を「ロースター枠争い奮闘中」「まだメジャーキャンプ」「マイナー行き」の3つにカテゴリー分け。上位100人のうちトップに格付けされた大谷は「奮闘中」の筆頭に登場した。投打の二刀流を目指す23歳は、20日(日本時間21日)ダイヤモンドバックス戦でポッシュから16打席ぶりにヒットを放ったが、オープン戦では投打ともに苦戦が続いている。寸評では「打席やマウンドで不振に陥っている」としながらも、「選球眼の良さやマウンド上から剛速球を披露」と指摘。「オオタニに対する評価を考えると、開幕戦のエンゼルスロースターに彼がいないのはショックだ」と伝えている。
「まだメジャーキャンプ」の筆頭は、カージナルスの右腕アレックス・レイエスだ。トミー・ジョン手術からの復帰を目指す23歳右腕は、2、3試合のリハビリ登板を経てからメジャー復帰が見込まれるが、記事では「レイエスの剛速球は、今夏セントルイスのブルペン陣が成功を収めるために必要不可欠だろう」と予測。5月1日を目処に復帰が予定されてるという。
そして「マイナー行き」の最初に登場するのは、19日(同20日)にマイナー行きとなったばかりのブレーブス外野手ロナルド・アクーニャJr.だ。オープン戦は16試合出場で打率.432、4本塁打、11打点、4盗塁と大活躍だったが、まさかの降格。寸評によれば、球団による「メジャー実働時間の調整」が多分に働いているという。
100人の内訳を見ると「ロースター争い奮闘中」が8人、「まだメジャーキャンプ」が13人、それ以外の79人はすでに「マイナー行き」となっている。現在メジャーキャンプに残る21人のうち、果たして何人が開幕ロースター入りを果たすのだろうか。(Full-Count編集部)