2018年3月4日、次のような写真付きのツイートが投稿され、話題となっている。

写真は、その東京の最高指導者の像であろうか。逆光だったのか、ちょっとシルエットになって、よく見えない。「関東の多くの人はsuicaと呼ばれる彼の肖像画の描かれたカードを携帯している」というコメントが添えられている。

このツイートには、なんと3万5000を超える人々が「いいね!」を付けているではないか。東京にそんな最高指導者が存在したとは......。Jタウンネット編集部は不覚にもこの事実を把握していなかった。

最高指導者とはどんな人物なのか? 大いなる疑問が頭の中をぐるぐると渦まき始めた。

Jタウンネット記者は早速、最高指導者の像を探して、東京の街に飛び出した。

「めちゃんこ楽しいから行って損はないですよ」


「神々しさ」さえ感じる、最高指導者の像(写真はJタウンネット編集部撮影)

最高指導者の像は、どうやら新宿にあるらしい。そんな情報をキャッチして、たどり着いたのは、新宿駅新南口だった。新南改札を出てすぐ前の広場に、目指す最高指導者の像があった。


どこかで見たような...?(写真はJタウンネット編集部撮影)

ずんぐりむっくりした体型は、どこかで見覚えのあるような気もする。


多くの人が集まり、撮影していた(写真はJタウンネット編集部撮影)

像の周りには、多くの崇拝者たちが集まり、スマホで撮影していた。やはり人気は絶大のようだ。新宿タカシマヤなどの高層ビルを背景に立つ姿は、「神々しさ」さえ感じる。


「Suicaのペンギン」様だよ!(写真はJタウンネット編集部撮影)

しかしよく見ると、やはりペンギンだった。彼(?)の名前は「Suicaのペンギン」様。2001年にJR東日本のIC乗車券としてデビューしたが、その後、コンビニなどでの買い物に便利な電子マネーへと進化し、他交通機関でも利用できるようになった。

今や、1人1枚携帯するのが常識と言われるほど、カリスマ性を持つ。そのカードに描かれたペンギン様は、現代・東京の最高指導者と言っても過言ではない......かもしれない。

ツイッターには、「新宿駅で途中下車しました!」「めちゃんこ楽しいから行って損はないですよ」といった報告もあった。新宿駅新南口の「新南改札」を出ること、間違えないように。