「ありがとう JUMP」――。ジャニーズファンの宮城県民には嬉しすぎる発表だったことだろう。

宮城県は、2018年1月17日、人気アイドルグループ「Hey! Say! JUMP(ヘイセイジャンプ)」とコラボし、通年で観光PRキャンペーンを行うと記者会見で発表した。現時点で何がどこまで決まっているのか。Jタウンネット編集部は1月18日、宮城県に取材し聞いてみた。

仙台駅(Cheng-en Chengさん撮影、Flickrより)

「現時点ではまだ何も決まっていない」

今回の観光キャンペーンは、2018年5月から2019年3月まで、通年で行うもの。毎年観光キャンペーン自体は行っていたものの、今回初めての通年キャンペーンとなる。

宮城県観光課は、取材に対し、現時点では具体的に何を行うかは決まっていないが、「ガイドブックやポスターを使って観光の啓発を図ろうとしている」と話した。

今回、Hey! Say! JUMPを起用する理由について、「メンバーの八乙女さんが宮城県出身であることが大きい」と述べた。

八乙女光さん(27)は宮城県出身で、県としては「ジャニーズが若い女性に人気があることから、県外から若い女性、親娘の誘客をしていきたい」(観光課)とのことだ。

また、東日本大震災後、ジャニーズの各グループが復興支援コンサートを行っていたことから、今回県がジャニーズ側にキャンペーンを要請し、実現に至った。

2015年には「嵐」によるコンサートが県内で行われていた。

宮城県の2016年の観光客数は、前年比0.3%増の6083万人。ピークは2010年の6128万人で、震災が起きた2011年は4315万人と大きく落ち込んだ後、回復途上にある。

ツイッター上では、今回のキャンペーンについて、