大阪府立懐風館高校の3年生女子が、生まれつき茶色っぽい髪を黒く染めるよう教諭らに強要されたことが原因で不登校になったとして大阪府を訴えた問題で、同校が「生まれつきの髪の色になっていないと判断し、指導した」と説明していることが17日、分かった。

 府教育庁によると、生え際と髪全体の色が違うとして、同じ学年では女子生徒のほか16人に対し、髪を黒く染めるように指導したという。一方、約40人の生徒に対しては、茶色っぽい髪でも学校側が地毛と判断し、指導をしなかったとのこと。

黒染め強要問題で学校主張、大阪 「生来の髪色でない」(共同通信)