松山英樹【写真:Getty Images】

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プレーヤー・オブ・ザ・イヤーの候補4人選出…米CBSは混戦予想「今年は誰か読めない」

 米男子ゴルフのPGAツアーはシーズン終盤に突入したが、今季躍進した日本の松山英樹(レクサス)が「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」の候補4人に挙がっている。米メディアが報じた。

「残り3週間となったPGAツアー、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーの候補として4人が争うことに」と報じたのは、米CBSスポーツだ。

 候補者4人のうち、真っ先に名前が記述されているのは、日本のエースだ。「ヒデキ・マツヤマ、ダスティン・ジョンソン、ジョーダン・スピース、ジャスティン・トーマスとともに“四つ巴”となる」と米国勢3人とともに挙げられている。

「この4人は近年、ツアーの最高位を掴み取るために攻防を見せている。常に誰が優勢に立つのか予測できない段階にまで来ている」

 記事では混戦模様であることを説明。昨年はメジャーを制し、ツアー3勝を挙げたジョンソン、おととしはメジャー2大会を制覇したスピースの選出が「簡単なチョイスだった」としながら「しかし、今年は誰が選出されるのか読めない年となっている」と分析した。

 では、この4人で誰が栄冠を手にするのか。記事では「ジョンソンとマツヤマは少し厳しい立ち位置となっているかもしれないが、両者ともに2つのWGCタイトルを獲得し、ジョンソンはフェデックスカップのプレーオフを制した」と記述。その上で4人の今季成績を以下のように紹介している。

3勝の松山は予選突破最多17回…4人の今季成績比較は?

【ダスティン・ジョンソン】

優勝=4(WGCメキシコ大会、WGCデルマッチプレー、ノーザン・トラスト、ジェネシス・オープン)
10位以内=8
予選突破=14/17
25位以内=12
賞金=840万ドル(約9億2400万円)
平均スコア=69.4(5位)
ストロークゲインド=2.26(1位)

松山英樹

優勝=3(HSBCチャンピオンズ、ブリヂストン招待選手権、フェニックス・オープン)
10位以内=7
予選突破=17/19
25位以内=11
賞金=810万ドル(約9億円)
平均スコア=69.3(4位)
ストロークゲインド=1.39(10位)

【ジョーダン・スピース】

優勝=3(全英オープン、トラベラーズ選手権、AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ)
10位以内=9
予選突破=17/20
25位以内=14
賞金=790万ドル(約8億7000万円)
平均スコア=68.9(1位)
ストロークゲインド=1.86 (3位)

【ジャスティン・トーマス】

優勝=4(CUMBクラシック、トーナメント・オブ・チャンピオンシップ、ソニーオープン、PGAチャンピオンシップ)
10位以内=10
予選突破=16/22
25位以内=12
賞金=740万ドル(約8億1400万円)
平均スコア=69.5(6位)
ストロークゲインド=1.57(7位)

2度受賞の名手マキロイが予想…「誰よりもその座に就く権利を持っている」のは?

 さらに、記事では、過去に「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」を2度受賞しているロリー・マキロイ(英国)の予想も紹介している。名手が名前を挙げたのは、あの男だ。

「ジャスティン・トーマスだろう。パトリック・リードもその質問がされていることを横で聞いていたが、同じ答えだったね。私はその意見に同意するよ。4勝し、メジャーも制している。彼は誰よりもその座に就く権利を持っている」

 一方で、ジョンソンと松山がプレーオフで勝利を多く積み重ねることができれば、受賞レースの上位に戻れるという考えを示したという。

 果たして、残り3週間、誰が栄誉ある賞を手中に収めるのか。松山にチャンスは巡ってくるのか。今週、4選手はプレーオフ第2戦、デル・テクノロジーズ選手権で相まみえる。