【作り置き】暑い季節に知っておきたい「食中毒」を防ぐルール4つ

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日々育児や家事に忙しいママ。その中でも毎日の献立を考えるのって結構大変。慌ただしい朝のお弁当作りや晩御飯の準備。少しでもラクしたい! と思うママも多いはず。

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さて、そんなママにおすすめなのが、最近話題の作り置き。書店でもたくさんレシピ本を見かけますし、専門のサイトなどもあります。

ただ、今の時期気になるのは、食中毒……。

そこで今回は、作り置きレシピを始めたいけど、食中毒も心配というママに、『身につく作り置き-料理の腕がぐんぐん上がる-』より作り置きのルールをピックアップしてお伝えいたします。

梅雨の時期に気をつけたいのは、“細菌”による食中毒

食中毒というと、ノロウイルスなどウイルスによるものが有名ですが、梅雨の時期に気をつけたいのは、“細菌”による食中毒です。

湿度や気温が高くなる梅雨は、細菌の繁殖に適した条件が揃いやすいです。普段の生活の中で、実はあちらこちらに食中毒の原因となる細菌が潜んでいます。

ですが、細菌はとても小さく肉眼では見ることができないですし、食べてみてもそれを発見するのは難しいのです。

作り置きレシピは、作ってすぐに食べるものではありません。こちらの本のレシピでも、冷蔵で2日〜1週間ほどの保存期間が設定されています。

もちろんこれは、正しい保存の場合の目安ですので、ご注意を。

食中毒を防ぐ作り置きのコツ4つ

(1)買い物後は寄り道せず、すぐに帰宅する

食中毒予防のために大切なこと。スガさんは著書の中で、「食材を購入するところから、食中毒予防は始まります。」と言っています。

さらに、「購入後は寄り道せずにすぐに帰宅し、食材を冷蔵庫や冷凍庫に保存します。」と続けます。

肉や魚、野菜などの生鮮食品は、新鮮なものを購入し、真夏は保冷バッグなども活用するといいでしょう。

これは筆者も実践していましたが、肉や魚など買い物の最後に買い物カゴに入れることも大切です。著書の中では、さらに細かく食材の取り扱い方が書かれていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

(2)保存容器は忘れずに消毒

スガさんは、保存容器を食品に使えるアルコール消毒スプレーを吹きかけ、キッチンペーパーで拭き取ってからおかずを詰めることをおすすめしています。

スガさんいわく、この方法は、「手軽、確実、時短、低コスト」でおすすめなのだとか。

確かに、これなら簡単なので、続けられそうですね。合わせて、キッチンを清潔に保つことと、手洗いも忘れないようにしましょう。

(3)しっかり冷ます

保存容器に食品を入れるときのタブーは、食品を熱いまま入れ、ふたをすること。

なぜなら、蒸気が水滴となってふたの裏についてしまうため、おかずが傷む原因になるから。

特に、「煮ものや汁ものは、食中毒予防の観点からもできるだけ急冷するのが鉄則。」とスガさん。著書の中では、シンクに水を張ったところに鍋ごといれ、中身ができるだけ空気に触れるよう混ぜながら冷ますという方法が紹介されています。

この方法だと10〜15分ほどで粗熱が取れるそうです。ぜひ試したいですね。

(4)箸は使い回さない

作り置きレシピは、容器ごとテーブルに出すことができるため、洗い物も減るのが嬉しいですよね。

さて、作り置きおかずを取り出すときの箸はどうしていますか?

箸やスプーンを使い回すことで味も雑菌も他のおかずにうつってしまうため、使い回しはNGなのですが……水で洗ったばかりの箸を使うのも実はNG。保存の大敵である水が入り込んでしまうからです。

必ずキッチンペーパーで拭いてから使うようにしましょう。

いかがでしたか?

他にも著書の中では、旬の食材を組み合わせたレシピがたくさん紹介されています。旬の食材はおいしいだけでなく、安くて栄養価も高いので、積極的に取り入れたいですよね。

こちらの本を参考に、“作り置き”始めてみませんか?