全米OPの切符を獲得した今平周吾(撮影:亀山修)

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<全米オープン 事前情報◇22日◇エリンヒルズ>
6月15日(木)から4日間の日程で開催される「全米オープン」の出場権をかけた最終予選会。トータル11アンダーでトップ通過を果たした小平智は出場権を獲得。残り3枠はトータル7アンダーで並んだ6人、宮里優作、チャン・キム(米国)、アダム・ブランド(オーストラリア)の組と、今平周吾、小林伸太郎、イム・ソンジェ(オーストラリア)の組に分かれての18番ホール、サドンデスプレーオフで争われることとなった。
今平と息ピッタリ!美人キャディ・若松さんとの再タッグは?
過酷な36ホール勝負の後に加え、独特の緊張感も押し寄せたのだろう。宮里、ブランド、小林、ソンジェの4人がボギー。結果、パーセーブしたキムと今平に権利が舞い降りてきた。
昨日のうれしいツアー初優勝(関西オープン)に続き、今日も価値あるチケットを手に入れた今平。2位に6打差をつけて完全Vを果たした勢いそのまま、第1ラウンドを4バーディ・ノーボギーの“68”をマーク。3位タイの好位置で終えたが、第2ラウンド前半は“37”の1オーバーとスコアを落とす。しかし、後半を1イーグル・2バーディで巻き返し、プレーオフにつなげた。
「体力的には意外と平気でした。小平(智)さんと2人での36ホールだったので、回りやすかったです。小平さんが引っ張ってくれたようで感謝しています。ただ、今日は途中で昨日まで何も問題なかった、アドレスでの体の向きに狂いが生じてしまって……。でもうまく修正できたと思います」
初となる全米オープン出場。米国の地で好調・今平がどんなプレーを見せてくれるのか、俄然期待が高まるが、本人は特に気負いはない様子で、
「全米オープンって距離が長くて難しいセッティングなんですよね。太刀打ちできるかなぁ。あー、それに、まだ開催日もよく分かってなくて……」
と、少しとぼけたコメントは実に今平らしい。
「でも、せっかく予選会を突破できたんだから、本選でも予選を通って、少しでも上位にいきたいですね」。最後には表情を引き締め、強くうなずいた。
文/伊藤昇市
【選考会の結果】
1位:小平智(-11)
2位T:今平周吾(-7)
2位T:C・キム(-7)
2位T:宮里優作(-7)
― 以上4人が出場権獲得 ―
2位T:イム・ソンジェ(-7)
2位T:小林伸太郎(-7)
2位T:アダム・ブランド(-7)

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