金正恩氏(資料写真)=(聯合ニュースTV)

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【ソウル聯合ニュース】朝鮮中央通信など北朝鮮メディアは11日、平壌でこの日、最高人民会議(国会に相当)の第13期第5回会議が開かれ、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が出席したと報じた。

 朝鮮中央テレビが午後11時(日本時間)ごろ放映した最高人民会議の録画放送では人民服姿の金委員長がひな壇に座った。
 会議では前外相の李洙ヨン(リ・スヨン)党副委員長を最高人民会議外交委員長に選出したほか、科学工業相に張吉龍(チャン・ギルリョン)氏を任命したという。
 北朝鮮メディアは会議では組織問題に関する議論もあったと報じたが、1月に党組織指導部から調査を受け国家保衛相(秘密警察トップ)を解任されたと伝えられる金元弘(キム・ウォンホン)氏の後任などに関する発表はなかった。
 今回の会議はトランプ米政権発足後初めての開催となる上、金正恩体制発足5年にあたることから対外・対南メッセージがあるかどうか注目されたが、決議など特別な形でのメッセージ発信はなかった。
sarangni@yna.co.kr