マシュー・ワイナー

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1960年代のニューヨークを舞台に、広告業界の人間模様を描いた『MAD MEN マッドメン』。この人気ドラマでクリエイターを務めたマシュー・ワイナーが、Amazonの新シリーズを手掛けることが分かった。米Slateが報じている。

待望の新作は、最後のロシア皇帝の子孫であると信じている者たちを中心に描く『The Romanoffs(原題)』。各エピソードが独立しているアンソロジーシリーズで、「(Netflixの)『ブラック・ミラー』は違うジャンルだと思うが、毎週新しい物語を見るというアイディアを楽しむのなら、仲間になるだろう」とワイナーはコメントしている。

スタッフにはセミ・チェラス、アンドレ&マリア・ジャケメットン、ブレイク・マコーミックら、ともに『MAD MEN』を製作した面々が集結している。キャスティングについては現在のところ始まっていないとのこと。『MAD MEN』のキャストが出演する可能性については「完全には否定しない」という。

『MAD MEN』終了後の初作品として本作を選んだ理由について、「ソーシャルメディアなどが発達した現代は、これまで以上に本当の意味での人とのつながりが薄くなっているように感じているから。そして、本当であるかは関係なく登場するキャラクターたちが自分を歴史上で最も悪名高い一族の子孫であると信じているというアイディアも気に入ったんだ。それから、彼らに共通しているものと残された壮大な遺産について語ることができるのも楽しみだよ」と述べている。

本作は全8話構成で製作されるが、そのうち4話でワイナーが監督を務めるといい、米国以外でも撮影を行うとのことだ。2018年上半期の配信開始を目指している。(海外ドラマNAVI)