韓国KIC、23兆円の外貨準備運用開始へ=ドル資産比率変わらず
AFX通信によると、韓国銀行(中央銀行)は1日、KIC(コリア・インベストメント・コーポレーション)が同日付で業務を正式に開始したと発表した。KICは、投資収益の拡大を目指し、同行と韓国の財政経済省が保有する巨額の外貨準備の運用を独自に行う。韓国が保有する外貨準備高は、6月15日時点で、世界4位の2048億ドル(約22兆7500億円)。韓国銀行の朴昇(パック・スン)総裁は、「KICは世界的な競争力を持つことが求められる営利を目的とした投資会社であり、政府による介入が行われないよう努力し、効率運営に力を入れる」と述べた。
韓悳洙(ハン・ドックスウ)副首相兼財政経済相は、KICのオープニング・セレモニーで、「韓国の財政金融基盤はいまだ貧弱であり、(KICのような)法人が必要だ。KICは今後、規制の枠組みを構築し、金融資産投資のルール改革を行う」と述べた。また、韓国銀行やKICによる新規投資の結果、同国の外貨準備に占めるドル資産の割合に変化は生じないとしている。【了】
韓悳洙(ハン・ドックスウ)副首相兼財政経済相は、KICのオープニング・セレモニーで、「韓国の財政金融基盤はいまだ貧弱であり、(KICのような)法人が必要だ。KICは今後、規制の枠組みを構築し、金融資産投資のルール改革を行う」と述べた。また、韓国銀行やKICによる新規投資の結果、同国の外貨準備に占めるドル資産の割合に変化は生じないとしている。【了】