「有頂天家族」アニメ作品初の京都特別親善大使就任!第2期新情報も続々発表

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(C)森見登美彦・幻冬舎/「有頂天家族2」製作委員会

森見登美彦氏の人気小説を原作に、4月から第2期「有頂天家族2」の放送が控えるテレビアニメ「有頂天家族」がこのほど、アニメーション作品としては初となる、京都特別親善大使に就任することが決まった。作品を通じて京都の魅力を世界に向けて発信し、京都のイメージ向上と観光振興に寄与していることが任命に結びついた。これを祝し、就任記念イラストとオリジナルのロゴマークが公開されている。

「有頂天家族」は、京都を舞台にタヌキの一家が繰り広げる波瀾万丈の日々や家族愛を描くコメディドラマ。2013年に放送されたテレビアニメ第1期は、独特の世界観と美しいアニメーション表現が高く評価され、第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で優秀賞を受賞している。第2期「有頂天家族2」は、続編小説「有頂天家族 二代目の帰朝」のアニメ化となる。

また、1月12日には、世界遺産にもなっている京都・下鴨神社で「『有頂天家族2』成功祈願! 下鴨神社 糺の森たぬきの集い」が開催された。下鴨神社の境内でアニメイベントが開催されるのは史上初の試み。イベント内の京都特別親善大使任命式では、「有頂天家族」製作委員会を代表し、堀川憲司プロデューサーが門川大作京都市長から任命証を受けとったほか、関係者による成功祈願鏡開きが行われた。さらに、下鴨神社協力のもと、原作者の森見氏をはじめとした作品関係者が、作品の成功を祈願。列席したファンが、プレゼントされた「モフモフたぬきポンチョ」を身につけて「糺の森のたぬき」に扮し、イベントを盛り上げた。

「有頂天家族」メインビジュアル
(C)森見登美彦・幻冬舎/「有頂天家族2」製作委員会

イベントでは「有頂天家族2」のメインビジュアルや最新プロモーションビデオの公開、新キャストの発表なども行われた。第2期から登場する新キャラクターの玉瀾を「NEW GAME!」の日笠陽子、二代目を「暗殺教室」の間島淳司、呉一郎を「うどんの国の金色毛鞠」の中村悠一、天満屋を「ちびまる子ちゃん」の島田敏が演じる。そのほか、第1期から引き続き、オープニング主題歌をmilktub、エンディング主題歌をfhánaが担当することも明らかになった。

また、「京都特別親善大使」就任を記念して、2月1日から「おもしろき古都は、良きことなり」と題したキャンペーンがスタートする。第1弾は森見氏の作品にたびたび登場する「叡山電車」とのコラボレーション企画で、「こもれび」号車内にアニメ版「有頂天家族」のキャラクター、設定、美術ボードなどをポスターとして展示した「有頂天家族号」が運行される。期間は5月30日までで、運行区間は出町柳駅から鞍馬駅まで。

「有頂天家族2」は4月9日からTOKYO MX、KBS京都、北日本放送ほかで放送、dアニメストアで配信を開始する。