XFN-ASIAによると、中国の国家発展和改革委員会(NDRC)の徐錠明エネルギー局長は29日、北京で講演し、今年の原油需要が前年比6−8%増になるとの見通しを示した。昨年の原油需要同15.6%増からは減速する。IEA(国際エネルギー機関)は、同国の今年の原油需要を前年比7.1%増の日量689万バレルと予測している。また、英石油大手BPのエネルギー・アナリスト、マイク・スミス氏は、「中国の原油需要の急増に歯止めが掛かったようだ」と述べた上で、中国は、今年初めに石油備蓄を調整し、同国政府による過熱投資抑制策も原油需要の落ち着きに効果を発揮していると指摘した。【了】