400年続く大セール「仙台初売り」
[OH!バンデス-宮城テレビ]12月16日の宮城×熊本バンミンShow!のコーナーでは、年末年始の風物詩として仙台初売りについて放送されました。
初売り時の「お茶の井ヶ田」一番町本店(2011年1月2日、Wkatsuhiroさん撮影、Wikimedia Commonsより)
宮城の年始といえば初売り。「仙台初売り」は、きっぷの良さが売りで、江戸時代から約400年続く伝統行事となっています。
中でも老舗お茶屋の「お茶の井ヶ田」では、豪華景品が詰まったお茶箱を毎年販売しています。お茶箱の中にはなんと家電まで入っていることから、毎年大行列ができるほどの人気となっています。
地元百貨店でも「福袋」
本来定められている景品類の最高額の上限が、「歴史ある商習慣」との理由により緩和されるという特例が認められるほど、特別なものとなっています。
初売りの「井ヶ田のお茶箱」は毎年ニュースにも取り上げられ、その様子をお茶の間で見るということも宮城の年始の風物詩となっています。
そして初売りにかける思いは地元の百貨店にも受け継がれています。仙台にある藤崎百貨店では、初売りの2日間で1か月の売上の約4分の1を達成するほどの人気となっています。
中でも一番の目玉はやっぱり福袋。宮城らしく注目なのが、仙台ガールズプロレスリング「仙女体験福袋」。「仙女」と藤崎がタッグを組み今話題の体験型福袋を作りました。
内容は、
1.道場で仙女の皆と練習
2.試合の入場時にリング上げ&リングサイドで試合観戦
3.仙女の皆と一緒にちゃんこ鍋!!といった仙女を丸ごと体験できるというものになっています。
仙女の地元に根ざす活動に共感し、3年前から企画を立てようやく実現した福袋からは宮城愛を感じます。宮城の初売りは、売る人も買う人も1年の幸せを願う行事です。来年も熱い初売りになりそうです。(ライター:長沢あきこ)