30日、TBS「NEWS23」では、「竹内智香(32)悲劇からの復活」と題し、ソチ五輪スノーボード・パラレル大回転で銀メダルを獲得した竹内智香のインタビューを放送した。

今年3月、W杯最終戦のレース中に左膝前十字靭帯断裂という大怪我を負っている竹内。選手生命が危ぶまれる事態にも、本人は「頑張る気になったからよかった」、「絶対順調にいけると思ってた」などと前向きな言葉が出てきた。

「メンタル強いよね、ポジティブだよねって言われるんですけど」と前置きした竹内だが、その一方で「ものすごく弱くて崩れ落ちやすい部分も持っているからこそ、ネガティブな部分に目を向けられないのかなと。多分どんどん落ちていく自分も分かっているので。弱いところから逃げているという考え方もできる」と分析した。

また、手術から半年、懸命なリハビリやトレーニングにより、9月にはニュージーランドで練習を再開しているという竹内。カメラの前では負傷後初となるスノーボードでの滑走を行っている。

「調子良かった?」と訊かれると、竹内は「良かった。最高です。もう膝は完治」と即答。「平昌五輪を迎える2年前に怪我をして、そこからリセットされたアスリート人生」など言われると、「これで金メダル獲ったらいいストーリーができる」と大笑い。

負傷を乗り越え、再び五輪の頂を目指そうという32歳は「ソチで銀だったからこそ今の4年がある。今の4年があったと言えるのは多分、次に金獲ったとき。金メダルを期待してもらえる選手になってスタートに立ちたい」と意気込んだ。