体温UPでメラメラ燃える!「痩せ体質」になれる食べ物3つ

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寒くなるにつれて冷え性が気になる人も多いでしょう。そして体温が低いと腸内環境が悪くなりやすかったり、免疫力が低下したり……健康な女性でも、低体温だと痩せにくくなってしまいます。

夏の温活はやり過ぎると熱中症のリスクも心配されますが、これからの時期はダイエットと同時に積極的に取り組みたいですね。そこで今回はダイエット指導歴24年の筆者が、体温を高めて痩せ体質にしてくれる食品をご紹介します。

■しょうが

これはもう定番中の定番。中医営養学では全身を温め冷えによる不調を整えるとされています。しかし注意点がひとつ。これも中医営養学の観点から見た場合ですが、生姜の皮は身体を冷やす“涼性”に属しているということ。

これは皮の部分は発汗作用が強すぎて一時的に体が温まっても、発汗の気化熱で体温が奪われ冷えてしまうとされているので摂りすぎないよう注意しましょう。

■シナモン

中医営養学でシナモン(肉桂)は血管を拡張し血液の循環を高め、冷えによる腹痛や生理痛に有効であるとされています。ただし“熱性”といって緩やかに体を温める“温性”よりも強い作用があるため、摂り過ぎには注意が必要です。

またシナモンには老化の原因である“糖化”を防ぐ働きもあるため、肌のくすみやタルミが気になる女性にも嬉しい食品です。1日わずかティースプーンに半分程度の量で体温を上げ、糖化も防いでくれるので、紅茶などに入れれば無理なく摂ることができそうです。

■コリアンダー

カレーに独特のうま味や甘さを加えるために使われるのが、コリアンダーというスパイス。香り高いクミンと組み合わせればチキンソテーなどにも使える、実は便利なスパイスなのです。

中医営養学では温性に属し、血液循環を促進する作用があるとされています。このコリアンダーはコリアンダーシードとも呼ばれるように種の部分。同じような作用があるのが、タイ料理に使われるパクチーや中華料理で使われる香菜(シャンツァイ)。こちらは葉の部分というだけで、実はコリアンダー、パクチー、香菜は同じ食物です。

葉の部分は独特の強い香りがあるため好みが分かれますが、コリアンダーシードを紅茶に加えて飲むというのも一つの方法です。

日に日に気温が下がるこれからの時期は、体温の維持にエネルギーを使うため、痩せやすいダイエット女子にはチャンスの季節でもあります。体温が上がればその体温を作るために更なるエネルギーが使われ、痩せやすく太りにくい体質づくりができるので、ぜひ食べ物も上手く活用して下さいね。

【参考】

※ 第一出版 『中医営養学』 山崎郁子著

【筆者略歴】

SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

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※ Raisa Kanareva / shutterstock