別府市が公開した動画に出演する長野泰紘市長(別府市ニュースリリースより)

「おんせん県」と聞いて、すぐに大分県を思い浮かべた人、どのくらいいるだろう?「おんせん県おおいた」というキャッチフレーズで、「おんせん県って言っちゃいましたけん!」「シンフロ」などというユニークなCMで、注目を集めた。

その大分の中でもっとも知られた観光地・別府市が、「湯〜園地」という不思議な動画を発表した。「湯〜園地」とは温泉と遊園地を融合させたアミューズメント施設のこと。

この動画は、2016年11月20日にYouTubeに公開されたが、その際、別府市の長野泰紘市長は「動画再生が100万回達成したら別府市の『湯〜園地』を実現いたします」と公約を掲げ、宣言した。

ところが、その4日後の24日、あっさり100万回再生を達成してしまったのだ。

「100万再生おめでとうございます!」


公約宣誓書(別府市ニュースリリースより)

長野別府市長の公約宣誓書は、上記のようなものだ。

その中には、次のように明記されている。

2.在任期間中に当該ムービーの再生回数が100万を達成した場合、別府市内において遊べる温泉「「湯〜園地(SUPAMUSEMENT)」を実際に開設する

さらに、こうも記されている。

なお、本計画の実行に関しては、ムービーの100万回再生達成後、速やかに詳細計画を策定。実現にむけたスペシャルタスクフォースチームを編成し、詳細計画発表後一年以内の実現を目指します。

長野市長自身も登場する動画は、下のとおり、YouTubeで公開されている。

100万再生で本当にやります!別府市・湯~園地計画! "1 Million Views Make it a Reality!" Beppu City Spamusement Park Project!

画面の右下にある視聴回数を見ると、100万回を超えていることがご確認いただけるだろう。

まさか?と思った人も多かったのだろう。ツイッターにはこんな声が寄せられている。

「100万再生越えてるじゃないか!」「100万再生おめでとうございます!」などといった喜びの声が殺到している。人々の興奮が伝わってくる。

「一日温泉につかりっぱなしでふやけながら遊びたい」という人もいる。

一方、「大丈夫なのこれ?笑」という人も多い。「タオル1枚って、すっげえ新感覚で楽しそうだけど、色々と別の問題起こりそうww」と、風紀上の心配する人もいた。

確かに、いろいろな問題も浮上するかも知れないが、ぜひとも実現してほしい。これが多くの人々の願いではないだろうか。