[花のテレ金ちゃん-テレビ金沢]2016年11月4日放送で、石川を面白くするゲストとして石浦裕治さんが出演されていました。

石浦さんは、金沢市町家保存室長で、金澤町家の保存や再生を支援し、魅力ある街づくりを進めている方です。

毎年100棟が取り壊される現状

金澤町家とは、建築基準法が公布された昭和25年(1950年)以前に、金沢市に建てられた木造建築物の総称で、大きく次の3種類に分けられます。

1)町人が住んでいた町家
2)武士が住んでいた武士系住宅
3)明治以降に建てられた洋風建築を取り入れた近代和風住宅

2015年には推計約6000棟の町家が残っていましたが、毎年約100棟が取り壊されている現状です。

その町家の魅力を見て触れて知ってもらう施設として、今月6日に金沢市茨城町に「金澤町家情報館」がオープンします。もともと米穀店だった町家を再生させた建物です。その目的として、

1)情報発信機能、町家の再生活用モデルとして見学できる
2)生活文化体験、さまざまな催しを行い、町家を肌で感じてもらう
3)総合相談窓口の役割

を果たしています。

柱の根継ぎや、耐震強化の工夫なども実際にみることができ、町家の良さを改めて発見できる施設ですね。(ライター:りえ160)


寺町に立ち並ぶ町家(金沢市画像オープンデータより)