ソフトバンクが自社のスマホユーザー全員にお得なクーポンを毎週金曜日に提供する「SUPER FRIDAY」のキャンペーン。第一弾となる10月は吉野家で牛丼並盛1杯が無料になる。

最初の金曜日となった2016年10月7日には、日本各地の吉野家で行列や完売が発生するなどの賑わいを見せた一方、アルバイトとみられる従業員の悲痛な叫びがネット上に書き込まれ話題となったことはJ-CASTニュースでも既報のとおり。


吉野家にできる行列(2016年10月14日Jタウンネット編集部撮影)

それから1週間。吉野家バイトにとって「恐ろしい金曜日」が今週もまたやってきたのだ。

スーパーフライデーに戦々恐々とする従業員をよそに、ソフトバンクユーザーは「牛丼無料!」とウキウキ気分だ。

Jタウンネット編集部では10月14日、「地獄」と化しているだろうお昼時に様子を覗きに行ってみた。

待ち時間約10分

訪ねたのは編集部から最寄りの市ヶ谷駅前店。12時45分頃には店内は満席、持ち帰りの列には最大で20人ほどが並んでいた。

従業員の方が時折「こちらはお持ち帰り専用の列です」と列に向かって呼びかけなくてはならないほど、サラリーマンや学生たちで溢れかえっていた。

最後尾に並んだ人が注文するまでにかかった時間を計った結果、9分24秒だった。「早さ」を売りにする牛丼チェーンでは考えられない待ち時間だ。

お店のスタッフは目視で確認できただけで4人。皆せわしなく働いていた。

先週の反省を活かしてバイトを増員して対応している店舗もあるらしい。

従業員の方々が不憫に思えてならないが、これを機に仕事仲間で結束力を高めている人たちももいるようだ。