子どもが関係するトラブルは一段と解決が難しいもの。

今回紹介するのは、長野県のGさん(30代男性・会社員)がかつて住んでいたアパートでの体験談だ。Gさん宅の子どもの泣き声が原因のそのトラブルは、隣人のさまざまな嫌がらせに発展した。しかし、Gさんの逆襲で、ついに隣人はアパートを去ることに。いったい何が?

出産後、嫌がらせが始まった

私が以前住んでいたアパートでの話です。

妻が妊娠中で、もうすぐ子どもも生まれるということで少し広い場所に引っ越しをした私たちは、引っ越しの当日、荷物の運び込みが落ち着いたところで、お隣の部屋の住人に挨拶に行きました。

その際、妻は現在妊娠中であることを伝え、生まれてからは何かとご迷惑をおかけするかもしれないということを伝えました。すると隣人もにこやかに聞いてくれ、何でもお互い様だという言葉ももらっていたので、安心していました。

しかし、長男が生まれてから隣人の嫌がらせが始まったのです。

単身で住んでいるらしい50代くらいのその方は、最初は長男が夜泣きするたびに壁をドンドンと叩いてきました。さらに夜泣きをかき消すほどの大声で叫ぶなど、恐怖を感じるほどでした。

画像はイメージです(erizofさん撮影、Flickrより)

さらに続く嫌がらせについに動いた私

夜泣きはしばらく終わることはないので、隣人からの嫌がらせはその後も続きました。

玄関の前に覚えのない荷物を置かれたり、明らかに我が家から出していないゴミを置かれたりということが連日続きました。

さらに、顔を合わせた時にこちらから挨拶はするのですが目も合わせてくれず無視されたり、その上舌打ちまでされることもありました。

私は、隣人に会うことも少なく我慢することはできましたが、会う頻度の多い妻はそんな態度に気がおかしくなりそうだと言うので、ついに隣人宅に抗議にいきました。

子どもが迷惑をかけていることは承知しており申し訳ないと思っているが、嫌がらせをされることに気がおかしくなりそうなので止めて欲しい、ということを訴えると、なんと隣人はそんなことは知らないとしらばっくれたのです。

意外なことがきっかけでおさまった嫌がらせ

明らかに壁を叩かれたり、大声を出されたり、ゴミを置かれていることも何度か目撃していたので隣人が嫌がらせをしていたのは明らかでしたが、まったくそれを認めることはありませんでした。

私が諦めて引き揚げようとしたときに、ふと目に入ったのが隣人の部屋にいた猫でした。ペット禁止のこのアパートで動物を飼うことはルール違反です。

私はその場は見て見ぬふりをして、帰宅後すぐに大家さんに報告しました。仕返しなどが強かったので、くれぐれも私の名前は伏せてもらい、大家さんに猫について問い詰めてもらいました。

隣人は、猫は手放すことはできなかったようで、そのアパートを退去していきました。

嫌がらせがエスカレートすることはなく、さらに猫の件について私が大家さんに知らせたということが発覚することもなく去っていったので結果的には良かったですが、こうしたトラブルは子どもに危害が及ぶことが一番心配。皆さんもお気を付けて......。

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