最終200巻が「こち亀」の最高売上部数に

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9月17日発売の「週刊少年ジャンプ」42号(集英社)と、同時発売のコミックに掲載された最終回で大団円を迎えた国民的人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(こち亀)の最終200巻に、これまでの連載で登場した350人超のキャラクターブック「こち亀調書」を同梱した「こちら葛飾区亀有公園前派出所200 40周年記念特装版」(秋本治/集英社)が、今週発表の最新9月26日付けオリコン週間“本”ランキング(集計期間:9月12日〜18日)のコミック部門で2位にランクインした(週間20.7万部)。

1976年の連載開始より、40年にわたり世代を問わずに愛され続けてきた「こち亀」。オリコンが2008年より発表・集計を開始したこのランキングにおけるコミック部門最高位は173巻の9位、最高売上作品(巻)は164巻の累積12.1万部だったが、そのラストを飾る今作200巻は、作品の存在感を改めて気づかせるかのように、同作最高の順位と売上部数をともに記録。

一方、その幕引きを受けての惜別と労いの声はまだまだ続くものと思われ、来週付け以降の1位獲得への期待を残している。

また、今作は2008年に調査・発表開始となった同ランキングにおいて、「100巻超え」(101巻以上)のコミック作品としては最高位を記録。今週付けでも最新115巻が10位(週間5.9万部)にランクインしている森川ジョージの「はじめの一歩」(講談社)の102巻と105巻が、ともに記録した最高4位を更新しての快挙達成で有終の美を飾った。

なお、今週付けの同部門では、同・最終200巻の通常版も17位(週間3.8万部)に登場。そのほか総合部門にあたるBOOK部門でも、「こち亀」と「おそ松さん」「ガールズ&パンツァー」など6つの人気作品によるコラボが実現した「VS.こち亀こちら葛飾区亀有公園前派出所ノベライズアンソロジー」(集英社/9月17日発売)も28位(週間0.8万部)となっている。