警察官、誕生パーティと挙式を予定していた日に事故のため死亡(出典:http://www.supportingcops.org)

写真拡大

米テキサス州およびフィリピンの人々は今、警察官として活躍していた前途ある若者の事故死の話題に「あまりにも悲運」と涙している。彼にとってその日は人生の最高に幸せな一日となるはずであったのだ。

米テキサス州ダラスの警察官として、また米陸軍テキサス州兵として活躍してきたハンス・キャンベルさん。彼は生まれ故郷のフィリピンに帰省していた。フィリピンに残していた愛する女性と自身の誕生日に結婚式を挙げることが目的で、人生最高の日を祝う準備はすべて整っていた。

ところが式の2日前、大好きなスキューバダイビングに出かけたところボートにぶつけられ、ハンスさんはすぐに救急搬送されたものの脳死状態となり、8月4日に生命維持装置がすべて外された。地元メディア『KDFW-TV』が伝えているところによれば、ハンスさんが生前に臓器提供の意志を示していたからだという。

悲しいことに、その日はボホール島にある「ブルーウォーター・パングラオ・ビーチリゾート(Bluewater Panglao Beach Resort)」でハンスさんの28回目の誕生日を祝い、それと同時にハンスさんは美しいウエディングドレスに身を包んだクリスリン・ベドリードさんと永遠の愛を誓いあうはずであったのだ。

誰からも愛され、人々のために尽くす人生を送るはずだったハンスさんを喪い、家族と婚約者は悲しみのどん底にある。ハンスさんの元ルームメイトで友人だというヴィクター・ワングさんは、「せめて遺体空輸と葬儀の費用に充てていただきたい」として、インターネット募金サイトの『GoFundMe』にアカウントを開設。「ご遺族とクリスリンさんに温かいご支援を」と呼びかけている。

出典:http://www.supportingcops.org
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)