放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し勝手に企画を提案していく新番組「空想メディア」。7月17日に放送された2回目のゲストは、初回に引き続きキングコングの西野亮廣さんです。今回は、2020年に開催される東京五輪の開会式をどうしたらいいか。高須の提案をもとに妄想していきました。



高須：オリンピックが大丈夫かと。

西野：（笑）。前に高須さんが仰っていた「開会式でピタゴラ装置を作る」というのはすごくいいと思いました。

高須：NHKのピタゴラスイッチのデカい版ね。佐藤雅彦さんが作ったやつね。とても精密で尚且つアナログなんだけど、各スイッチで音楽を奏でたり動いたりするのよ。それがスイッチごとに盛り上がって最後は1滴の水が落ちて波紋が出来て終わるような。花火がドーンと上がって、最後スーって終わるようなわびさびをピタゴラスイッチの玉で表現して、最後はコロコロっと転がって終わるみたいな。子どもから大人まで楽しめるんちゃうかな。



西野：説明がいらないですからね。

高須：もはや逆にアナログのほうが、俺は感動すると思う。

西野：アナログなものって苦労の量がわかりやすいじゃないですか。この立体物を作るにはどう考えたって1時間じゃ無理とか。

高須：今まで考えつかへんもんを、仕掛けとしてたくさん付けたりとか。例えば「日本の歴史」とかがわかるようになってたらよりいいよね。

西野：俺、いろんなところで高須さんが仰ってたって言ってるんですよ。

高須：でも俺は作らへんけどね。炎上したら嫌やもん（笑）。

西野：（笑）。「楽しい」と感じるのはその瞬間ではなく、昨日からの伸び率だと思うんです。例えばテストで95点を取った人が次の日に96点を取ってもそんなに幸せではないけど、0点の人が50点を取ったら声を上げると思うんです。クオリティは96点よりは低いかもしれないけど、幸福度や楽しい度で言ったらこっちのほうがMAXですよね。高須さんも作られた番組が当たったら、すごく嬉しいと思うんです。それは番組が当たらないかもという不安があったからですよね。



高須：なるほど。

西野：ピタゴラ装置も失敗する可能性がすごく高いから、「これ大丈夫か!?」と。それが成功した時の喜びはすごいと思うんですよね。

高須：その気持ちも共有できるしね。

西野：だから次のエンタメは、恐怖や不安とかが含まれるものになると思います。

高須：なるほどね。お前、かしこいな〜。

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【番組情報】

タイトル：空想メディア

放送日時：毎週日曜 25：00〜25：29

MC：高須光聖

番組HP：https://www.facebook.com/QUUSOOMEDIA/