善光寺激震!60代女性職員語った「82歳貫主のセクハラ実態」
長野県長野市の名刹・善光寺に、いま激震が走っている。寺のトップに君臨する天台宗組織『大勧進』の小松玄澄貫主(82)が職員にセクハラやパワハラを続けていたとして、傘下の信徒たちから辞任勧告を求められているのだ。
「生き仏」とも称されるほどの存在であるはずの貫主に起きた前代未聞のトラブル。いったい何があったのか。取材を進めたところ、被害を訴えている60代女性・Aさんから話を聞くことができた。
セクハラ行為は、言葉だけに留まらなかったという。
「ある儀式のときのことでした。私の前に来て手を差し出すので真似すると、私の手を握ったりもんだりさすったりしてきたんです。儀式だと思っていたら、聞いたところ私だけにされていて……。最高位のお坊さんからされることなので抵抗できず、悔しくて涙が出そうになりました」
意を決してAさんが周囲にそのことを伝えると、「私も腰を抱かれた」「私も後ろから密着されて羽交い絞めにされた」など被害を名乗り出る女性職員が続出したという。
「そればかりではありません。貫主は賄い担当の女性の1人と“深い関係”になっていたみたいで。あるお職員が夜、貫主の部屋に入ろうとする女性と出くわしたのですが、その人は直後に突然、解雇されてしまいました」
Aさんと同僚の先輩であるBさんが、一連のセクハラ行為をやめるよう訴えた。だが相次いで2人とも不当ともいうべき配置換えをされたのだ。
「そのうち貫主は『あいつはやくざの情婦だった』と根も葉もないことを言い触らすようになりました。Bさんにも差別的な発言をしていて、彼女は不安定になって、10キロ以上やせてしまいました。そうしたことがさすがに職員内でも問題視されるようになって、職員や弁護士立ち会いのもと話し合いの場がもたれました。すると貫主はあろうことか、噂のあった女性と『別れたくない』と交際を認める発言まで漏らしました」
訴えについて、小松貫主の代理人弁護士はこう語る。
「セクハラ、パワハラ、中傷、差別発言等、一切ありません。女性関係もありません。辞任勧告についても事実に反することが理由ですからね。それにそもそも辞任勧告を受けても、それを決められるのは天台宗のトップである天台座主だけ。ですので、やめる必要はないと考えております」
今もまだ貫主の生々しい声が耳に残っているというAさんは、最後にこう訴える。
「今回の問題で、善光寺の宿坊の予約にキャンセルが入ったりしていると聞きます。でも私たちが声を上げた理由は、これ以上善光寺の名声に傷がつくことを止めたいから。一刻も早く貫主に辞めてもらい、また皆さんに愛される善光寺に戻ってほしいです」
一番悲しんでいるのは信者かもしれない。