身近に潜む恐怖…。主婦が遭遇した“キレる老人”

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ここ最近、ニュースなどでもしばしば取り上げられるのが「キレる老人」のこと。タバコのポイ捨てを注意された老人が小学生を暴行するなど、年配の方がキレやすくなったという話題ですが、実際みなさんの周りでも同じようなことが起こっているのでしょうか。

そこで今回は、既婚女性100人に「恐怖を感じた、キレる老人エピソード」について聞いてみました。
怒鳴る・大声を出す
人のことを怒鳴るというのは、相当なことがない限りはありえない行為。自分の感情のみが先行してしまっている人を見ると、老人に限らず白けた気持ちになりますよね。

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・「カートを元の場所に戻そうとしていた女性に、近くにいた老人が『殺す気か!』と怒鳴っていました」

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・「バスの中で運転手さんを怒鳴りつけた挙げ句、お金を払わないで降りた老人がいました」

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・「道を歩いているときに、前から歩いてきたおじいさんがいきなりこっちを向いて『おまえ、俺の悪口を言っただろ!』と。恐ろしくて固まりました」

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・「電車の座席に座って居眠りをしていた若いお兄さんの頭を杖でバシッと叩き、『譲れ! 』と怒鳴った老人が!周りはただただびっくりして、お兄さんは頭を押さえながら黙って席を譲っていました」
クレーマー
アメリカはクレーム大国だそうですが、日本も徐々に負けず劣らずの気配が漂っている今日このごろ。クレームを伝えるだけの非が相手にあるならばまだしも、「客>店員」というよくわからない図式によっての態度だとしたらいただけませんね。

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・「スーパーで買い物をしていたとき、お年寄りが飴を探していたようで店員さんに声をかけていました。しかし、ほしい飴がなかったらしく急に怒り出し、そこからなぜか『店員の態度が悪い』と怒鳴りはじめ、最終的には店の奥に連れていかれていました」

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・「スーパーへ買い物に行ったとき、惣菜売り場でお年寄りの男性が若い男性の店員さんに向かって『もう少し安くしろ。責任者を出せ。お前なんかじゃ話が分からねんだよ。バカ』と言っているのを聞いたことがある」

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・「ハンバーガーセットの飲み物をホットコーヒーにした老人の方が『ストローがついていない』と言い出し、店員が『熱いものをストローで飲むと火傷をする可能性がありますよ』と言っているにもかかわらず、『店長を出せ! 貴様はワシにたてつく気か!! 』と怒り狂っていた」

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・「書店でアルバイトをしていたときのこと。お客様のご所望の商品が系列店のどこも品薄なうえ、時間のかかる出版社注文しか残されていないという状況だったため、『取り寄せにひと月ほどかかることもございます』と伝えると、『ただ本を取り寄せるのにひと月もかかることなんてあるか!』と声を荒げられ、1時間ほど説教をされたことがあります」
ぶつかってくる
鬱憤が溜まっているのかもしれませんが、八つ当たりはやめてほしいものです。しかも、「ぶつかる」って、暴力ですからね…ある意味。

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・「人混みの中、わざとぶつかるように歩く老人がいた。当たったら舌打ちをしてきて、謝らない傲慢さが本当に嫌です」

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・「電車の改札口で友達にさよならと言うために一瞬立ち止まったら、おじいさんがドンっとぶつかって来て『邪魔だ! 』と怒鳴られた。夜遅くだったので改札に人はほとんどいなかったのに、わざわざぶつかりに来たおじいさん…なぜ?」
弱者に横暴
動物や子ども、妊婦さんなど、本来ならば守らなければいけない相手に対して横暴とは、余程人間が小さいのでしょうね〜。

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・「ひ孫におもちゃや洋服を買い、会うのを楽しみにしていた私の父。ある日、ひ孫の親に頼まれ事をしてやってあげたのにお礼の電話がなかったらしく、それに腹を立てて、買っておいたおもちゃを壊し、洋服を包丁で切り裂いたそうです…。普段から切れやすい父ですが、異常なキレ方に恐怖を覚え、距離をとるようになりました」

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・「我が家は双子ベビーカーなのでかなり場所をとるのですが、そんなベビーカーでエレベーターを利用しており、『すみません。降ります』と前にいたおじいさんに伝えたら、『早く降りろ! 邪魔だろう! 』と言われショックでした」

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・「駅に向かう途中で、人の家の犬に向かって『早く死んじまえ』などと叫んでいる老人に遭遇。男性は杖を振りかざして犬を脅していました。犬が可哀想でしたが怖くて注意することができず、その場から逃げるように立ち去りました」

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いずれのエピソードも、当事者になったら恐怖を感じるものばかり。自分では手に負えないと思ったら、すぐに誰かに相談してくださいね!

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文/松本玲子

※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より

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