[4.9 J2第7節 北九州0-4横浜FC 本城]

　敵地に乗り込んだ横浜FCがギラヴァンツ北九州に4-0で快勝し、2連勝を飾った。横浜FCは開幕3連敗もその後は4試合負けなし(3勝1分)で調子を上げてきている。一方で北九州は3連敗となり、2月28日のJ2開幕節・山形戦(1-0)以降、6試合白星なし(1分5敗)となっている。

　前半は横浜FCがチャンスをしっかりモノにし、得点を積み重ねた。まずは前半23分、右からMF小野瀬康介がMF寺田紳一に預けて中央に切れ込むと、寺田のヒールパスを受けてマイナスにラストパス。ゴール前に走り込んだMF野村直輝が右足で押し込み、スコアを動かした。

　さらにノルウェーフットサル代表歴を持つ今季加入のFWイバが魅せた。前半39分、PA手前右でFKを獲得すると、イバが直接狙ったボールは壁を越えてゴール右に決まり、2-0。来日後初ゴールを挙げると同43分には、PA内でDF前田和哉のトラップが大きくなったところを小野瀬がヒールパスでつなぎ、フリーのイバが冷静に左足で決め、3-0と突き放した。

　後半開始からDF石神直哉に代えてMF内藤洋平を投入した北九州。同1分には左サイドのクロスからMF風間宏希が左足ボレーを放つもGK渋谷飛翔のファインセーブに阻まれる。同16分にはFW多田高行を投入し、さらに攻勢を強めたが、なかなかゴールネットを揺らすことができない。

　対する横浜FCは後半28分にこの日2得点のイバに代えてFW大久保哲哉、同35分にFW津田知宏に代えてFW三浦知良を投入。三浦は自ら持つJ2最年長出場記録を49歳43日に更新した。同39分、相手のパスミスを見逃さなかった大久保がPA手前でボールを奪い、そのまま右足でゴール右隅に流し込み、4-0。三浦とともに前転のゴールパフォーマンスを披露した。

●[J2]第7節1日目 スコア速報