転職者の過半数が、募集内容の情報不足で応募の決心がつかなかった経験があったことが、マンパワーグループ(神奈川・横浜、池田匡弥社長)が実施したアンケート調査で分かった。

 調査によると、「公開されている募集項目の内容が検討材料として足りなかったために、募集をためらった経験あったか」に全体の56%が「はい」と回答しており、仕事に対する情報量が少ないほど、入社後のイメージが湧かず、転職希望先になりにくいことが判明した。

 「基本情報以外にあると嬉しい企業情報」は、「勤務時間」(46.8%)が最も多く、次いで「残業時間」(45.8%)、「昇給・昇格」(44.0%)の順となっている。

 マンパワーグループは調査結果から、企業側は応募者に対して基本情報をはじめ、幅広い企業情報を募集内容に盛り込むことで、応募者人数の増加、ミスマッチの軽減につながると分析している。

 調査は、2016年1月にマンパワーグループがアンケート調査を実施し、20〜59歳の正社員男女400人から回答を得た。

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