日本の企業では賃金や活躍の機会に対する職場における女性の不平等感が根強いことが、グローバル・リクルーティングのヘイズ・ジャパンが社会人を対象に実施した「ジェンダーダイバーシティー意識調査」の結果から分かった。

 賃金の平等性に「はい」と回答した男性が約7割を上回ったのに対し、女性は半数だった。平等な活躍の機会においても男性が6割に対し女性は約半数に留まり、いずれも女性の方が会社に不平等を感じている。

 また、回答者が勤める企業トップは9割以上が男性で、直属の上司の性別も男性が8割以上だった。管理職クラスが男性中心の日本企業では、職場における女性の不平等感が根強く女性活躍推進の大きな課題となっている。

 ヘイズ・ジャパンでは、こうした日本企業が抱える問題に対して労働時間や勤続年数などに関係なく、目標に対するパフォーマンスで個人を評価するシステムの導入を提案している。

マーク・ブラジ マネージング・ディレクター【トップインタビュー】 グローバルな人材サービスを提供する世界最大級のスペシャリスト人材紹介会社です
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