フジテレビ「すぽると!」(25日放送分)では「黒田博樹 41歳の『ホンネ』」と題し、前田健太が抜けた広島投手陣を先頭に立って支える黒田に行ったインタビューの模様を放送。黒田は昨季の対戦で20打数10安打と実に5割を打たれている”苦手な打者”の存在を口にした。

「周りのチームメイトにどう見られているのか?」と訊かれ、「ただの年寄りに見られているんじゃないですか」と笑った黒田。「去年振り返って打たれたバッターは?」と質問を続けられると「あんまり名前は言いたくないですけどね」と今度は苦笑い。

そのバッターとはヤクルトの山田哲人。黒田は「本当にいいところで打たれましたし、いいバッターとは思います」と話すと、昨年ホームランを打たれた時の対戦を「反対方向に振り遅れのファウルを打った後に、僕が追い込んでる段階なんですけど、その次の同じような球に反応してホームランにできるっていうのはなかなかいない。右バッターでは、僕が対戦している中ではナンバーワン」と絶賛した。

また山田対策については「出来ていません」と言い切った黒田だが、「僕の中ではダメージの大きい場面で打たれなければいい」とベテランらしい言葉も。それでも「チェンジアップがバッターからすると一番嫌なボール」と新たな球種として習得に励むチェンジアップにも言及した。

インタビューの最後には「僕自身が20年目というか、野球人として最後になるかもわからないですし、その年は一番苦しい思いをするんじゃないかという覚悟もある」と語った黒田。今季については「最後は優勝してスッキリしたい」と意気込んだ。