「バース・デイ」(TBS/1月30日放送分)では「工藤公康×東山紀之 日本一の監督・・・その手腕とは?」と題し、福岡ソフトバンクホークスで指揮を執る工藤公康監督に、番組MC・東山紀之が行ったインタビューの模様を伝えている。

昨季日本一に輝いたソフトバンクにおいて、工藤監督が行った采配や指導は様々なメディアでも取り上げられたが、当の本人は「僕が一番やらなきゃいけないのは選手を知ることなので、そこのコミュニケーション。選手を理解するところ」と切り出した。

実際の指導は「選手が一番活きる場所を探してあげるっていうのを一番最初にやりました」という工藤監督。そのコミュニケーション術は「(自分から)一個質問して(選手の)話を聞く」と紹介し、「一人一人ちゃんと見てコーチとも話をして課題を与えた。それを全部ファイルにして個々の選手に渡している。意外と多いのが、プロ野球選手になったからといってオフの過ごし方が分からない。何をどう強くしてとかが分からない」などと選手一人一人に課題を与え、チーム全体のレベルを引き上げたという手法のさわりを明かした。

また、選手に向けて「僕は選手に言うのは楽しむこと。失敗を恐れないで楽しくやりなさいと。勝った負けたはこちらの責任ですというのは伝えています」といったメッセージを送っているという工藤監督は、チームの3連覇に向けた今季のスタートについても「選手とのコミュニケーション」とキッパリ。

工藤監督は「選手って去年より今年って思ってやってる。そのために自分で努力している。そういう人達がオフの間にやってきて、どう変わろうとしているのかはしっかり理解しないと。去年と同じ目線で選手を見るということ自体が選手に失礼」と力説、幾度となくコミュニケーションの重要性を語っていた。