マルチェッロ・リッピ氏がナポリのゴンサロ・イグアインを称賛している。元イタリア代表監督のリッピ氏が、混戦となっているセリエAについて言及した。

「私は(ロベルト・)マンチーニの意見に賛成だ。ナポリでのイグアインはバルセロナでの(リオネル・)メッシのように決定的な存在だよ。(マウリツィオ・)サッリ監督のチームには大きな熱意がある。私はとても気に入っているよ」

フィオレンティーナのパウロ・ソウザ監督にも言及した。リッピ氏は1990年代、ユヴェントスで当時現役だったソウザ監督を指導している。同監督はリッピ氏の下でスクデットやコッパ・イタリア、スーペルコッパ、チャンピオンズリーグを制した。

「彼は自分のアイディアをもたらしたね。バーゼルでもすでにうまくやっていた。フィオレンティーナではとてもうまくやっているね」

古巣ユヴェントスはリーグ4連勝中。巻き返しの可能性について、リッピ氏はこう述べた。

「予想できたことだ。ほかのチームたちも独走しているわけじゃないし、ユーヴェは戻ってきている。優勝するかどうかは分からないが、上位を争うことは確実だ」

ラツィオやローマからの関心が噂されるリッピ氏だが、「ほかのプロの仕事については話さない。彼らに対して敬意を欠くことになる」とコメント。だが、現場復帰の用意はあるとも述べた。

「中国にいたころと比べて少し気持ちが変わったと言ったんだ。中国にいたときは、もうサッカーをやるつもりはないと確信していた。だが、家に戻ってきたら、そうではなく、もう家から離れたくないと思っていたんだと気づいたんだ。5、6カ月に一度しか戻れないのは嫌だとね。今はまたサッカーへの意欲がある。だから、そういう状況になればいいし、ならなければそれはそれで構わないさ」