拘留中の仏代表ベンゼマ、恐喝への関与を一部認めるも犯罪性は否定

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 5日、フランス紙『レキップ』は、恐喝したとの疑いで拘留されているレアル・マドリードのフランス代表FWカリム・ベンゼマが、司法当局の捜査のなかで一部の発言を認めたと報じた。

 10月13日に元同国代表FWのジブリル・シセ氏ら4名が、リヨンに所属する同代表MFマチュー・ヴァルブエナを“セックステープ”をもとに恐喝したとの疑いで逮捕される事件が発生。シセ氏は疑いが晴れて同15日に釈放されたが、残る3名は引き続き取り調べを受けていた。

 パリ近郊のヴェルサイユ警察署は4日、今回の事件に関与しているとしてベンゼマを拘留した。フランスメディア『BFM』によると、ベンゼマは捜査のなかで恐喝に加担したことを一部認めた模様。

 捜査関係者によるとベンゼマは、10月にフランス代表チームのミーティングでヴァルブエナに対して“セックステープ”のことを話したという。当局は、ベンゼマの発言がヴァルブエナをからかう意図だったのか、金を払うよう要求したものだったのかなどを判断するため、調べを受けたようだ。同選手は幼なじみから協力を要請され、交渉役を担ったとされている。

 一方で、ベンゼマは自身の発言に犯罪性はなかったと主張。友人を助けたいという思いがあり、自身の発言がヴァルブエナの不利益になるとは考えていなかったという。