20分休み・業間休み・中休み...「2時間目と3時間目の間の休み時間」呼び方マップ
小学校のころ、2時間目と3時間目の間にあった「いつもよりちょっとだけ長い休み時間」――。実はこの休み時間には、全国各地でさまざまな呼び名があるという。
そこでJタウン研究所は2015年5月20日から7月13日までの95日間、「2時間目と3時間目の間の休み、何と呼んでた?」というテーマで、都道府県別にアンケート調査を実施。全国で1829名の読者から投票をいただいた。
全国の投票結果は......
今回のアンケートでは、「20分休み」「業間休み」「中休み」の3つが、それぞれ全体の20%以上の票を獲得している。「3強」ともいえる結果となったこれらの項目について、詳しく見ていこう。
全国からの得票数でトップに立ったのは、総得票数の28.4%にあたる519票を獲得した「20分休み」。東京や神奈川、埼玉など関東地方からの票がとくに目立っており、その割合は71%(319票)にも及ぶ。そのほか、大阪や長崎など全国の12地域で最多票を獲得した。
全体の22.6%、413票を獲得した「業間休み」は、全国各地からまんべんなく投票があったのが特徴的だ。得票数では「20分休み」に及ばなかったが、東は岩手から西は鹿児島まで、全16地域で最多票の座に輝いた。
僅差で3位となった「中休み」は、全体の22.4%にあたる409票を獲得。九州地方での得票率が61%と高く、なかでも福岡県内での投票率は70%近くに達した。最多票となった地域こそ福岡と大分、佐賀の3県にとどまったが、そのほかの地域でも「中休み」への投票数が多かったので、このような結果が出たようだ。
そのほか、京都の「中間休み」(府内得票率40%)と広島の「大休憩」(県内得票率64%)、愛知の「20分放課」(県内得票率29.3%、全国で唯一最多票)で目立った結果が出た。
「ロング休み」「業間体育」という変わった呼び名も
得票数が少なかった「大放課」(31票、全体の1.7%)と「長放課」(12票、全体の0.7%)は、最多得票を獲得した県が無かったことから、今回のグラフからは割愛させていただいた。この2つについては、愛知からの投票が比較的多かった点に注目したい。「大放課」は全得票のうち19.4%、「長放課」は33.3%が愛知からのものだった。
今回使用した選択肢のほかにも、全国各地で様々な呼び方があるようだ。編集部のツイッター宛に頂いた読者からの投稿を、いくつか抜粋して紹介したい。
「その他 『ロング休み』だった...珍しいんか...」(京都)
「『25分休み』だったと思う」(東京)
「小学校では業間に体育させられてたので『業間体育』って言ってた」(愛媛)
ちなみに、「そんなもの無かった」「え?、そんなのあったっけ」といった意見もいくつか。このような投稿を頂いた読者の意見を総合すると、どうやら一昔前にはこのような休憩が無かった地域も多かったようだ。