日本では「ドナルド」として知られるマクドナルドのマスコットキャラクター「ロナルド・マクドナルド」のインタビュー映像が公開されました。第8代ロナルドが渋い雰囲気でカラオケを歌い、健康的な食事の重要性を説き、遊園地で子どもたちとふれあう様子とともに、「ロナルドであるということの幸運さ」を語っています。

Ronald on Vimeo

ラスベガスの町並みからムービーはスタート。



一階建ての建物の前に駐車した車から誰かが出てきました。



プールサイドに座り、タバコをふかす男性。



「実に素晴らしい人生です。私は自分が世界一の幸せ者だと自覚していますよ」と話し出すのはロナルド役を務めたジョー・マガードさん。ロナルド役の話が来たときについて、「初めは断ったのですが、『なんて面白い役なんだろう』と思い直したのです」と語ります。



「まだ衣装を持っていますか?」という質問に対しては、「ピエロはそこにいますよ。他のスーパーヒーローと一緒で、いつでも準備はできています」とのこと。



「彼は私に似ていますが、私ではない」



室内に置かれた1本のマイク。



テレビがカラオケ画面を写しだし……



歌い出すジョーさん。



実に渋い歌声です。



歌っているのは「Send In The Clowns(邦題/悲しみのクラウン)」



そして次にカメラの間に現れた時には……



ジョーさんではなく、ロナルド・マクドナルドになっていました。ジョーさんは1995年から2007年の間、マクドナルドの公式マスコットとして活躍。これまでで9人いるロナルドのうち、第8代にあたります。



「あなたがロナルドなのですね?」という質問に「はい。ええ、私がロナルドです」とジョーさん。「ジョーは存在しますが、でも私はロナルドです」とのこと。



「境界線はありますか?」と聞かれて「私とジョーの間に?ロナルドを演じる日はジョーはいませんよ。私はピエロです」と返します。



ロナルドはジョーさんよりもオープンで愉快なヤツだそうです。



「これからどこに行くのですか?」と聞かれ、「もちろん、カーニバルですよ!一緒に来ますか?楽しいですよ。すてきな人々と出会い、彼らを笑顔にするんです。カーニバルは大好きなんです」とウキウキなロナルド。



「その靴で車を運転するのですか?」という質問には「これは魔法の靴なんです。履くと楽しくなる」と返します。



ということで、家を出るロナルド。



車を運転し……



遊園地へ。



さっそく少女とハイタッチ。



人々とあいさつを交わしつつ歩き回ります。公式には「2007年までロナルドを務めた」ことになっているジョーさんですが、現在でもジョーさんはロナルドとして活動しているそうです。



ロナルドはマクドナルドの「ハッピー・チーフオフィサー」でありながら、人々に「健康な食生活」について教える役目も担っているとのこと。アメリカの子どもたちの中で肥満が問題視されていますが、ジョーさん扮するロナルドは「ハンバーガーを食べてもいいけれど、毎食はだめ」というような選択肢を教えて子どもたちの健康を守ろうとしています。



「その格好になるのにどのくらいの時間がかかりますか?」と聞かれて「3時間かな」



既にジョーさんにとってロナルドであることは「仕事」ではなく「人生の一部」である様子。



いろんな人と遊園地で交流し……



一人遊園地を後にします。