サッスオーロ会長「ザザとベラルディの2人を留めるのは難しい」

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 サッスオーロのジョルジョ・スクインツィ会長が1日、イタリア代表FWシモーネ・ザザとU−21イタリア代表FWドメニコ・ベラルディの2人をクラブに留めるのは難しいとの見解を示した。イタリア紙『トゥットスポルト』が報じている。

 同会長は、「来シーズンはさらにチームを良くしたいと思っている。あと勝ち点が10増えれば、ヨーロッパリーグ出場権獲得に手が届く。しかし、それは様々な要因次第だ」とさらなる野心を覗かせるものの、主力選手2人について退団の可能性が高いことを次のように明かした。

「ザザはユヴェントスが再び獲得に出る可能性がある。ベラルディについてはユヴェントスと解除できる共同保有の権利を結んでいる。本能に従わなければならないとしたら、私は2人をクラブに留めたい。2人を保持することができれば、サッスオーロはイタリアのビッグクラブになれる。ただ、議論を進めているものの、2人を留めるのは難しいだろう」

 ザザに関しては今シーズン途中に、ユヴェントスとの共同保有の契約を解除したが、ユヴェントスは2015年6月30日までに1500万ユーロ(約20億5000万円)、2016年6月30日までに1800万ユーロ(約24億6000万円)の移籍金を支払えば獲得できる契約を結んでいる。一方、ベラルディについては現在もユヴェントスとサッスオーロの間で共同保有の権利を結んでいる。

 なお、今シーズンのセリエAで、ザザは11ゴール2アシスト、ベラルディは15ゴール10アシストを記録している。