松田優作の娘「YUKI」が直面する二世タレントの壁「親が偉大だと気を遣う」
“最強の2世カップル”と呼び声の高い、秋元梢&松田翔太の熱愛報道が世を賑わせたばかりだが、それとは別の松田優作のDNAが注目を浴びている。松田優作の娘で歌手のYUKIだ。
父の松田優作と言えば、「太陽にほえろ」をはじめとする数々の人気ドラマ・映画で脚光を浴びた名優。今もなお根強いカリスマ性を誇る松田優作だけに、YUKIの今後の行方については気になるところだ。
石原良純、二世タレントを語るYUKI(27)は、今年6月に音楽ユニット「Young Juvenile Youth」のボーカルとしてデビュー予定。2012年から素性を明かさずにライブハウスなどを中心に活動していたが、ミニアルバム「Animation」の発売決定を機に公表した。
そんな偉大な父を持つYUKIだが、5月24日に放送された『ワイドナショー』(フジテレビ)で思わぬ取り上げられかたをされた。ゲストとして招かれた石原良純(53)が、同じ二世タレントとしての見解を述べたのだ。
父に元東京都知事の石原慎太郎、叔父に俳優の石原裕次郎を持つ石原良純は、
「得か損かと言うと、得だ!」
とキッパリ。二世タレントの肩書きのおかげで仕事を貰えることは多いという。素性を隠さないとやりにくい部分があることを認めながらも、二世タレントが有利だという姿勢を貫いた。芸能生活30年以上、今年53歳を迎える今でもその恩恵は感じているようだ。
典型的な失敗例は北野武の娘!?番組内で、松本人志は石原良純を「成功例でしょう」と称した。ところが逆に、「失敗例は誰か?」と口を挟んできたのは、社会学者の古市憲寿(30)。
いきおい場の空気は一変したが、
「北野武の娘(北野井子)が歌手デビューを果たしましたが、結局芸能界を引退しましたよね…」
と、メインMCの東野幸治(47)。さらに古市は、
「親が有名だと、子に対しても気を遣うものなのか?」
と続けた。この問いかけに対して松本は、
「やはり親が偉大だと気を遣うもの。また、反対に二世タレント側の方が気を遣い過ぎることで、自分を出せずに芸能界を去る者が多い」
と述べた。
目下、音楽配信サイトなどで注目を集めつつあるYUKIは、果たしてどちらとなるか。
(取材・文/伊藤鷹)