ドラえもんの世界は近い!? 最先端デバイスはもはやスマホではなくなるかも

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昔から漫画や映画の世界では人とロボットが友情を育む様子が描かれてきた。まだ携帯電話もない時代から「いつかこんな風にロボットが身近にある時代がくればいいな」と想像しながら、やがてそれらの世代が大人になり、様々なロボットを開発している。

そんなロボット達がついに”一家に1台”の時代がやってくるかもしれない。まるで、家にインターネットを引いたり、新しい携帯端末を契約するかのようにだ。

日本初のロボットキャリア事業!契約するのはロボット

株式会社DMM.comは今年1月、日本初のロボットキャリア事業『DMM.make ROBOTS』を発表した。簡単に説明すると、まるで携帯電話を契約するかのように、最先端のロボット達とそのサポートを購入できるというもの。

ロボット開発者とカスタマーを結びつけ、ロボットをより簡単、便利に扱えるようなサポート付きで販売していくサービスである。人間のように話し、感情豊かに人と接するなどはまだ難しいかもしれないが、紛れもなくあの猫型ロボットの原型のようなサービスや製品が誕生する、まさにその只中にいるのである。

目標はスマホ越え!? 自立歩行し会話やリモコンにも

さて、そんな『DMM.make ROBOTS』がこの4月に、最初の一般予約を開始している。

第一弾は読者の皆さんやその家族とともに行動したり、会話をすることで成長してゆく『Palmi』、子供や老人などに携帯してもらい、会話や見守り機能をもつコミュニケーションロボット『Bocco』、組み立てから携わり、完成後はスマートフォンで操作可能な『PLEN.D』と『Robi』の4種類だ。

人間センサーやリモコンモジュール、音声認識などを備え、話したことを記憶し、あなたの代わりに作業を行ったり、会話を楽しめるそうだ。

発売日は5月1日。現在は予約状況にあわせ、それぞれのロボットベンダーたちが制作を急いでいるところだそうで、手元に届くのが若干遅れるかもしれないとのこと。

文章にするとちょっと味気ないが、子供のころ漫画の主人公がロボットに愚痴をいったり、喧嘩したり、たまに宿題を手伝ってもらったりといったようなことが、今現実になろうとしている。キャリア事業なのだから、契約元と通信し、様々なサポート機能やアプリケーションも追加していくそうだ。

もしスマートフォンに手足が生えていて、スピーカーではなく“口”や“目”がついていたら。手に持って操作するのではなく、自律してこちらとより対等な形でコミュニケーションが可能になったら。分かりやすくいえばこういうことだろう。

「こんな前時代端末(スマホ)で何ができるんだい?」将来、ロボットの口からこんなセリフが飛び出すときがくるのかもしれない。

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【参考・画像】

DMM.make ROBOTS - DMM.com

※ プリメイドAIの動き