【ライブドア・ニュース 10日 東京】− ライブドア<4753>の堀江貴文社長は10日、都内で開かれた2005年度9月期第1四半期決算説明会で、35%の株式取得後のニッポン放送<4660>との協力関係について、「ニッポン放送の経営陣にもすでに会ってお話した。その時点で全く拒否ではなかった」と述べた。

 その上で、同社長は、「ニッポン放送は、いま、TOB(株式公開買付け)期間中なので、具体的なお話はできないと言われた。ただし、期間が終わったら、その限りではないと言われたので、我々もいろんな手を尽くして、なるべく友好的に事業提携を進めて行きたい」と語った。

 一方、ニッポン放送に対しTOBをかけているフジテレビ<4676>との話し合いの可能性については、同社長は、「フジテレビは会う必要がないと最初、言っていたが、ずっと、アポイントは火曜日(8日)から取り続けており、いつでも私たちは会う用意がある」と述べた。

 また、堀江社長は今後の方向性について、同社のネットショップサイト、livedoorデパートの店舗数が3月にも、楽天に並ぶ可能性が高いことを明らかにした。

 同社の店舗数はこの半年で4000店弱に拡大しており、出店申込数ベースでも今月中にも1万店舗を達し、商品数も今期中に100万点を達成する見込みとしている。

 ブログについては、ページビューとユニークユーザーのいずれも急激な伸びを示しており、ブログ登録者数は30万人を突破し、今期中には50万人を達成すると見ている。 【了】

ライブドア・ニュース 岩城伸也記者