25日、都内のホテルで行われた民主党臨時党大会で演説する小沢代表。(撮影:吉川忠行)

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民主党は25日午後、東京都港区の東京プリンスホテルで臨時党大会を開き、小沢一郎代表の再選を正式に承認した。小沢氏は、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長を再任した。同日中にも党役員人事を固め、26日の両院議員総会での承認を経て、2期目の小沢体制を本格始動させる。

 小沢氏は、新代表あいさつで「民主党の使命は自ら政権を担い、古いしがらみと利権を断ち切って、本当に新しい日本を作ること」と強調。「まさに『関ヶ原の一戦』ともいえる来年7月の参院選で野党が過半数を獲得し、自民党政権を崩壊させねばいけない」と安倍自民党との直接対決に挙党一致で取り組む決意を訴えた。

 社民党の福島瑞穂党首、国民新党の綿貫民輔代表、新党日本の田中康夫代表が来賓として初めて招かれ、非自民勢力のリーダーが一堂に会した。福島氏は、26日にも発足する安倍新政権について「戦後の中で最も戦争に近い総理大臣だと思っている」と述べ、国会論戦や参院選に向けた野党の結束を呼びかけた。ひときわ大きな拍手で壇上に迎えられた綿貫氏は、郵政民営化にからむ自民党の議会運営を批判した上で、「民主党と国民新党はまさに志を一つにしているといっても間違いではない」と述べ、両党の蜜月ぶりをアピールした。【了】

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