USENの宇野社長(左)とライブドアの平松社長(資料写真:吉川忠行)

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USENの宇野康秀社長が24日、東京都港区のライブドア本社を訪れ、平松庚三社長と会談したことが分かった。2時間以上にわたる会談後、ライブドアでは臨時取締役会が開かれたもよう。両社の広報は、会談についてのコメントは一切控え、「発表できることはない」としている。

 宇野氏は個人でライブドア株式12%超を保有する第2位株主で、6月14日開催の同社臨時株主総会では社外取締役に選任される予定。宇野氏の株取得と同時に、両社間では業務提携が締結され、USENの無料インターネット放送「GyaO(ギャオ)」とポータルサイト「livedoor」の相互リンクなどを行っている。

 刑罰が確定した法人は5年間、証券会社の親会社になれないため、ライブドアは3カ月以内にライブドア証券への出資比率を2割未満に引き下げる必要に迫られる。同会談では、金融部門の売却や両社の資本提携についても踏み込んだ話し合いが持たれた公算が大きい。【了】