竹中大臣、女子中高生と“議論”
竹中平蔵経済財政政策・郵政民営化担当相は4日午前、兵庫県神戸市の甲南女子中学・高校で、生徒42人を前に、「暮らしと経済」と題して授業を行った。
竹中大臣は、東京からの移動で利用した交通機関の経営や政府が推進する夏の軽装「COOL BIZ(クールビズ)」の経済効果など、暮らしに身近な話題を引き合いに「みなさんの周りには実は経済に関わることだらけ」と説明。「少子化が進んだ場合、学校の経営を持続するために授業料はあげるべきか」など生徒と対話をしながら、「経済の問題には正解がない。だからみんなが対等な立場で、お互いの意見を交わしながら、納得し合うことが大事」と強調した。
「郵政民営化を反対する人のポイントは何か」との生徒の質問に、竹中大臣は「地方や山の中にある郵便局は儲からないから、閉鎖されてしまうのではないかと心配している」と述べ、民間の電力会社が中山間地でも採算に関わらず電力を送り続けている例を挙げ「田舎にでも店を置き続けるルールを作った上で民営化しよう、と一生懸命説明をしている」と答えた。
同イベントは、学校現場での経済教育などを推進するNPO「経済知力フォーラム」(東京都港区、跡田直澄理事長)が同校と提携して行ったもの。竹中大臣による授業は、昨年の三重中学校・高校(三重県松阪市)、同志社香里中学校(大阪府寝屋川市)に続き、第3回目。【了】
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