7月22日、東京・麹町の自由報道協会の会見場は60人近い報道陣が詰めかけ、いつになく緊迫した空気にあふれていた。無線機を持ったコワモテの男たちが、会見場の警備を固めている。警視庁のSPだ。これから現れるのは、細野豪志・原発事故担当相(39)。フリーランスやネットメディアにも開かれた記者会見を実現するべく作られた自由報道協会だったが、現職大臣が会見に応じるのは初めて。しかも、相手が福島第一原発の事故処理を