退職した社員が残業代の不払いを求めて労働基準監督署に駆け込むケースが増えています。訴えの事例としては、「残業代が全く支払われない」「残業代の上限が決まっている」「実際は管理職でないのに、会社が管理職として残業代を払ってくれない」などさまざまです。労基署から是正勧告を受ける事業主も多くなっています。会社が備えておくべき法定3帳簿(出勤簿・賃金台帳・労働者名簿)のほか就業規則や賃金規定は整備されている