ドコモでもできる 理想のスマホ料金 月額4,000円以下で使う方法

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スマホの月額料金を高いと思っている人が約9割−−。格安スマホ「mineo」を提供しているケイ・オプティコムの意識実態調査による結果だ。実際に支払っている金額は「7,000円以上8,000円未満」が23%と最も多く、理想の金額は「4,000円以上5,000円未満」が22%と最も多かった。理想と現実は3,000円の開きがあるということになる。

格安スマホなら理想に近い金額にすることはそれほど難しくないかもしれないが、大手キャリアのドコモの場合はどうだろうか。
やり方次第では月々に支払う金額を4,000円に抑えることも可能だ。

筆者自身の月額料金は3,922円。その内訳を紹介しよう。
ただしスマホ本体は一括購入していることが前提、1人で1台のスマホを利用しており、家族シェアなどはしていない。

●一番安くて安心なプランを選ぶ
現在は「カケホーダイ&パケあえる」の定額プランしか選べないので、ほとんど選択の余地はない。
ここで工夫できるとすれば、パケットパックを一番少ない容量の「データSパック(2GB)」にすること。普段、自宅や会社でWi-Fiを利用し、外出先でもこまめにWi-Fiスポットを利用すれば2GBでこと足りるだろう。

●継続利用割引を活用する
ドコモを長年利用していると、利用年数に応じて割引してくれるサービスがある。データSパックなら、15年以上で600円の割引を受けられる。MNPであちこちを渡り歩き、端末購入の割引サービスを受ける手もある。だが、中途半端にMNPするくらいなら、ひとつのキャリアに留まって割引を受けるほうがおトクなこともある。

●オプションには一切加入しない
筆者はまったく加入していない。
加入しているオプションサービスを十分活用しているならともかく、利用していないのに“スマホ契約時に加入したまま…”という事態は避けよう。
ただし、ケータイ補償サービスは契約時しか加入できないので、慎重に判断する必要がある。筆者の場合は、これまで一度もこのサービスのお世話になったことがないので、今回の契約時は、思い切って加入をやめた。

●月々サポートの多い機種を選ぶ
毎月の料金から割引してくれる月々サポートの額は、機種によって異なる。もちろん、自分が欲しい機種を選ぶことが一番優先されるべきだ。しかし、月々サポートが多い機種を選ぶと月額料金の負担が減るということも意識しておきたい。人気機種は、下取りの時も有利だ。

●SMSは使わない
SMS(メッセージ)の送信は、パケット定額には含まれない。かといってカケホーダイの対象にもならない、意外な盲点だ。1通3円とはいえ、頻繁にやり取りしてしまうとバカにならない。LINEやFacebookのメッセンジャーを利用するようにしたい。


筆者の料金内訳。税込みで3,922円だ


このように、少しの工夫で月額料金を抑えることができるのだ。
不要なオプションの解約やSMSを使わないようにするというのは、今すぐから実行できる。年度が変わる4月、気持ちを入れ替えて節約に取り組んでみてはいかがだろうか。

<リンク>
スマートフォンの利用に関する意識実態調査(ケイ・オプティコム)


内藤由美