今月3日、日本サッカー協会は、スペイン1部リーグ時代における八百長疑惑が残るハビエル・アギーレ監督との契約解除を発表。さっそく国内の話題は次期監督候補に移っている。

様々なアンケート調査でサポータの高い支持を得ているのが、選手として監督として日本で活躍した元名古屋グランパスのドラガン・ストイコビッチ氏だ。8日深夜放送、TBS「S1」ではストイコビッチ氏と中継を繋ぎ、インタビューを行っている。

「皆さん、こんばんは。ストイコビッチです」と日本語で挨拶したストイコビッチ氏は、まず「ロンドンで家族と過ごしている。プレミアリーグを観たいということでこちらに来ています」と近況を話した。

アギーレ監督解任のニュースについては「4日、5日くらい前にこのニュースに触れました。代表チームですから監督が代わるということであれば、そして6ヶ月ですよね、彼の場合は。これは大きなニュースですしインパクトも大きい。日本代表としてはチーム全体のために将来を見据えるべき」と切り出した。

その上でストイコビッチ氏がサポータの高い支持を得ているという点には「噂や臆測も飛び交っていると思います。JFAから正式な要請はありません」と言いながらも、「私は日本のサッカーを尊敬している。私の人生にとって日本のサッカーは大きな意味を持っています。ですので、私に対して日本に戻ってくるように要請があるとすれば、それが代表チームの監督であれば非常に好ましい」と意欲的に語った。

また、現在の日本代表の問題点を訊かれると「ストライカーが必要なんじゃないですか?そういう攻撃的な選手が。(アジア杯の結果などは)ガッカリしたと言わざるを得ません。特にブラジルW杯の結果に関しては、もっといい結果がでると、もっとできると思っていた。でもあまりいいプレーをできなかった。重要なことは代表チームに新しい風を吹き込むこと。古いスタイルのサッカーを辞める。代表としてのアイデンティティを作っていく」と力説したストイコビッチ氏。代表選手以外で興味のある選手については「川又(堅碁)選手は代表選手になるに相応しい」と話した。