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(台北 23日 中央社)台北市内の路上で22日午前、別れ話のもつれから男(29)が交際相手の女性(22)を刺殺する事件が起きた。名門校の建国高校や台湾大学大学院を卒業し、大手会計事務所に勤務していたエリートのあまりにも残酷な犯行に、台湾社会が衝撃に包まれている。

警察の調べによると、今月中旬に女性から別れ話を切り出されていた男はこの日、女性の自宅前で待ち伏せし、復縁を迫ったが断わられたため、持っていた刃物で、女性の首など40カ所以上を刺して殺害した。男も直後に自分の頭や腹などを切り自殺を試みたものの、命に別状はない。

男と女性は約半年間交際しており、会員制交流サイト上には2人の仲むつまじいツーショット写真などが投稿されている。また、男は犯行前に「ごめん、ありがとう、愛してる」などと女性に宛てたと思われるメッセージを書き残していた。

女性の家族は「犯人が憎い」とコメントを発表。男の家族は現在も公の場に姿を現していない。

(劉建邦/編集:齊藤啓介)