ただ、こうした“中国人説”には、れっきとした理由も存在するという。それが、風俗プレイにおける中国人客のマナーの悪質さなのだ。
 都内で従事するデリヘル嬢(23)がこう明かす。
 「銀座や六本木、新宿や浅草に宿泊した金持ち中国人の多くが、生本番を希望する。店から教えられた片言英語で『prohibit(禁止)』と拒否するけど、わからないフリをしてゴムを着けようとしないのよ。口内発射を希望する客は、大半がペニスを頬張らせてAVさながらに腰を振る。言葉が通じないから、喉の奥で射精されることも多いんです。プレイ後はうがい薬を使うけど、性病がうつるリスクは日本人の比じゃないの」

 また、大阪ミナミのヘルス嬢(25)はこう語る。
 「中国人客は団体で来店することが多いせいか、決まって気が大きくなって暴力的。シャワーも浴びずに汚い手でアソコに指を突っ込み、前戯もなく生のペニスを挿れようとするし、抵抗すると顔射を求めてくる。ハードなプレイを強要する輩が絶えないんです」

 さらに、前出のライターによれば、『iPad』で見たレイプ動画と「同じプレイがしたい」と要求したり、顔射や口内発射をしたにもかかわらず、オプション料金を払わない客も続出しているのというのだ。
 「とにかく中国人客の中には、AVで見たSMやレイプシーンを風俗店で体験したいとする者が多い。これは中国の女性がセックスに控えめでマグロ状態の者が多いからとみられているが、衛生的にも問題のある行為を求める客が絶えないんです。ハードなプレイを行えば、口内や喉、性器などに傷がつき、性病の感染率が高まってしまう。そのため風俗店側も、一部で発症しだした性病話が広まる前から頭を悩ませていたのです」(同・ライター)

 ここにきて中国人客締め出しの風潮がにわかに高まりだした要因には、こうした背景があったことも影響しているのである。
 前出のジャーナリストがこう話す。
 「ちなみに昨年、台湾のメディアがソープ嬢たちの裸をスマホで撮影してネットに流したとして、中国人客を出禁にしたソープ店のことを報じたが、今では中国人だけ出入り禁止の店も全国的に増え始めている。マナーの悪さと同時に、経営者たちは中国人による性病の蔓延までをすでに警戒し始めていたのです。この水際対策が広がれば、悪質なクラミジアなどの発症や蔓延も防げるはず。その意味では、性病が流行るこの夏が勝負だともいえるのです」

 旅の恥はかき捨てとばかりに、急増する中国人観光客の「買春ツアー」。それにしても、プレイのマナーは別として男のスケベ心は万国共通か。